十余二の平屋

所 在 地  :千葉県柏市
竣 工 年  :2020年3月
用  途 :戸建て住宅
延べ 面積: 100.92㎡
建築 面積: 101.65㎡
構造/階数:木造平屋建
構造 設計:深澤 大樹 氏
施   工:(株)持井工務店
竣工 写真:中村 絵 氏

柏市の国道16号線から少し入った十余二に建つ、30代の夫婦と未就学児のお子さんふたりを持つ4人家族の住まいです。

大きめの区画で販売されていた土地を購入されたクライアント。初回ヒアリングの際に、平屋に憧れを抱いていること、中庭やデッキを積極的に採用したいがメンテナンスには手間をかけたくないと思っていることなどを聞かせてくださいました。ハウスメーカーに足を運んだものの、魅力を感じるプランを提案頂けなったとも。。。

こちらから提案したのは、家族全員が1階フロアで過ごし、互いの気配を感じながらも穏やかな時間を過ごせるロの字型の平屋プランです。クライアントはその案をとても気に入って下さり、その後は大きな方針変更をすることなく完成に至りました。

外部からの視線を遮りながらも、中庭に面しては開放して光と風を導き、自然や四季を感じられる住まいです。また、各部屋をできるだけ仕切らずに、3人目のお子さんや将来の親の同居に対して、さらには自分たちの老後の介護にまで対応できる間取りとしました。

LDK空間のロフトや、キッチンのとなりに子供室を配置することにより、遊んでいる子供を常に親が見守ることができるようにし、キッチンの裏に洗面・浴室という水回りを集約させることで設備的な効率を良くすると共に、夜間に集中しやすい家事と育児の負担を軽減させました。また、主寝室の床下空間に設けた大きな収納などは、ご家族の趣味や所持品を確認しながら必要なスペースを確保しました。

設計打ち合わせを重ねながら、人生の各ステージにおいてどのような住まい方をしたいか模索し、ライフスタイルの変化に追従できるプランを作っていった住まい。この住まいが家族の拠り所となり、豊かな人生に寄与することを願います。

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